「金塊を駐車場に置いてください」郡山市70代女性、金塊1200万円相当と現金200万円だまし取られる 警視庁や検事装う電話

14日、福島県郡山市の70代女性から1200万円相当の金塊と現金200万円をだまし取られたと郡山北署に届け出があった。被害状況から、同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。 同署によると、女性方に1月9日ごろ、電話事業者を名乗る男から電話があった。その後、警視庁捜査2課員を名乗る男に「犯罪グループの1人を逮捕し、あなた名義のキャッシュカードを押収した。収益犯罪の一部があなたの口座に流れている疑いがあり、口座の預金を調べなければいけない。お金を調べるために、金塊を購入してください」などと言われた。 女性は1200万円相当の金塊を購入。今月5日に検事を名乗る男から電話があり「後で返金するので、金塊を駐車場に置いてください」と言われ、袋に入れた金塊を自宅の駐車場に置いたところ、持ち去られた。 同6日には警視庁捜査2課員を名乗る男から電話で「口座に残っているお金も調べなければならない。指定する口座に200万円を送金してください」などと言われ、同8日に現金200万円を指定口座に送金した。電話の相手と連絡が取れなくなったことから、被害に気付いたという。

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