大麻2キロを密輸容疑、ベトナム国籍の男2人逮捕 タイ国内で約500グラムずつおもちゃの包装箱に入れ郵便物計4個を発送 佐賀県警

佐賀県警などは17日、乾燥大麻をタイから密輸入したとして麻薬取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、いずれもベトナム国籍で吉野ヶ里町石動の技能実習生の男(31)と住所不詳、専門学校生の男(27)を逮捕したと発表した。長崎税関は同日、2人を関税法違反の疑いで佐賀地検に告発した。 2人の逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀して昨年12月16日ごろ、営利目的でタイ国内の郵便局から乾燥大麻約2キロ(約1千万円相当)入りの郵便物計4個を発送させ、輸入した疑い。技能実習生の男は「大麻が入った荷物を受け取っただけ。輸入のことは知らない」、専門学校生の男は「大麻とは思っていなかった」などと供述している。 県警組織犯罪対策課によると、郵便物は成田空港に到着した後、郵便局で税関職員による検査で発見された。大麻は約500グラムずつおもちゃの商品の包装箱に入っていた。税関から通報を受けて発送先などを捜査した。1月15日に吉野ヶ里町内の倉庫などを捜索して技能実習生の男を逮捕し、同29日には鳥栖市専門学校生の男を逮捕した。 県警は一連の捜査で、自宅で覚醒剤を所持していたとしてベトナム国籍の技能実習生の男(31)=吉野ヶ里町=も覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した。

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