【韓国】BTSなぞらえ「防弾議員団」と指摘も 大統領弾劾判決迫り与党議員が憲法裁判所に抗議

韓国の与党・国民の力の議員約30人が17日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾裁判を進行中の憲法裁判所を“抗議訪問”した。 先月、大統領の逮捕を阻止するため、ソウル市内の大統領官邸前に集まっていた議員が主導したと目されている。訪問について議員たちは「弾劾審判の公正性を確保する趣旨だ」と主張。しかし同日、韓国日報は「一部の保守支持層を意識した憲法裁判所の揺さぶりが度を越しているという批判が出ている」と報じた。 また韓国日報は、韓流人気アイドルグループBTSの韓国語グループ名の「防弾少年団」を連想させる「防弾議員団」という造語を作り「大統領官邸阻止した『防弾議員団』が今度は憲法裁判所へ…与党議員30人集結」と、批判めいた見出しで報じた。 国民の力、キム・キヒョン前党代表は憲法裁判所前で開かれた記者会見で「憲法裁判所は、立法上最も高い地位にいて、公正さを見せなければならないのに、不十分な審理を繰り返していて、早期判決にだけ熱を上げている。通常の犯罪に対する判決では、このような稲妻のようなスピードでは出さない」と、憲法裁判所を揺さぶった。 これら議員の行動に対し、国民の力の執行部もコメントを出した。キム・デシク院内首席報道官は与党議員らの相次ぐ抗議訪問に「憲法裁判所を揺さぶるつもりもなく、揺さぶってはいけない」と否定的な見解を示した。

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