『入札業者の選定に関与か』防水工事めぐる官製談合で逮捕の市職員 宮城・白石市

2023年、宮城県の白石市が発注した配水施設の工事をめぐる談合事件で、逮捕された市の職員が入札に参加する業者の選定に関わっていたことが新たに分かりました。 官製談合防止法違反の疑いで逮捕された白石市上下水道事業所係長・平間大地容疑者(36)と白石市にある草刈工務店の社長・草刈俊彦容疑者(63)の身柄は21日朝、仙台地方検察庁に送られました。警察によりますと、2023年9月に白石市が発注した配水施設の防水工事をめぐり、平間容疑者が草刈容疑者に予定価格など入札に関する情報を漏らして不正に落札させ、公正な入札を妨害した疑いがもたれています。 この工事の入札は参加する業者を市が指名する「指名競争入札」で行われていて、平間容疑者が担当者として入札に参加する業者の選定に関わっていたことが市への取材で新たに分かりました。この工事以外にも草刈工務店は水道事業の工事を複数落札していて、警察は「2人が仕事などを通じて関係を深めた」とみて調べを進めています。

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