去年12月、新潟県 聖籠町の空き家の敷地の土の中から男性の遺体が見つかった事件で25日、阿賀町に住む男が死体遺棄の疑いで逮捕されました。遺体が埋められたと思われる日に男と一緒に仕事をしていたという少年はある異変を感じていました。 【県警本部 阿部吉晴 刑事部長】「死体遺棄被疑者として氏名、小山大輔 容疑者 33歳を通常逮捕しました」 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、阿賀町のリフォーム業 小山大輔 容疑者 33歳です。 小山容疑者は去年10月、聖籠町 次第浜の空き家の敷地の土の中に新潟市 中央区に住む小杉英雄さん 当時78歳の遺体を埋めて遺棄した疑いが持たれています。遺体発見から2か月余りたった中での逮捕でした。 捜査本部は、今後の捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。 Q 小山容疑者が小杉さんが死亡したいきさつを知っている可能性は? 【県警本部 阿部吉晴 刑事部長】「今後の捜査で明らかにしていきたいと思っています」 小杉さんは、去年10月中旬に行方不明届が出されていて、捜査本部は、その直後に何者かに殺害されたとみています。 そして、小山 容疑者が小杉さんの遺体を遺棄したとみられているのが、10月26日。 BSNはこの日、小山 容疑者から頼まれ事件現場で一緒に仕事をしたという少年に話を聞くことができました。 【現場で一緒に仕事をした少年】「整地、木切り、草刈りの依頼だったんですけど、自分手伝いで呼ばれていった感じですね」 その際、袋に入ったアスベストを空き家の倉庫から庭に運んでほしいと頼まれましたが、ある異変を感じていたといいます。 【現場で一緒に仕事をした少年】「台車で運んで、手で運んで、埋めとくから、台車についた汁っていうか、汁が漏れていて、それを台車に付いてたんで、『拭いてくれ』とか、『倉庫の中ちょっと整理してくれ』とか」 ただ、小山容疑者は、いつもと変わった様子はなかったということです。少年は去年12月この時の様子について警察に事情を話していました。 小山 容疑者と被害者の小杉さんとの関係が取材で見えてきました。関係者によりますと、小山 容疑者は数年前から県内でリフォーム業を営んでいましたが、小杉さんの自宅のリフォーム工事を手がけたことがあったということです。