大手通信会社を名乗る自動音声電話をきっかけに、海南警察署管内在住の60歳代の男性が、1100万円余りを騙し取られていたことが判り、警察が特殊詐欺事件として調べています。 警察の調べによりますと今月13日、海南警察署管内在住の60歳代男性のスマートフォンに「この電話番号は2時間後に使えなくなります」と、大手通信会社を名乗る自動音声の電話がありました。 男性はその後、警察官や検察官を名乗る男らとSNSのメッセージや電話での通話でやり取りし「あなたの電話番号は犯罪に使われている」「潔白を証明するためには全財産を一度に預け、確認する必要がある」「本来なら逮捕される案件で、誰にも話してはいけない」などと言われ、相手が指定する複数の口座に、6回にわたって合わせて1138万円を送金しました。 昨日、金融機関から海南警察署に「特殊詐欺に遭っているかもしれない」との通報があり、警察が男性に確認して被害が判ったものです。 警察では、電話やメールで身に覚えのない料金請求などがあれば、特殊詐欺被害防止 専用フリーダイヤル 0120-508-878に電話して、一度確認してほしいと呼びかけています。