3月8日夜から9日未明にかけて、静岡県東部で酒気帯び運転で逮捕される事案が相次ぎました。 3月8日午後7時頃、静岡県熱海市泉で軽乗用車を酒気帯び運転した疑いで、自称・熱海市和田町に住む警備員の男(74)が現行犯逮捕されました。 警察によりますと、男は酒を飲んだ後に軽乗用車を運転し、車どうしの交通事故を起こした疑いが持たれています。 事故が起きたあと、事故に巻き込まれた車の運転手が「車をぶつけられた。相手が酒を飲んでいるようだ」と110番通報しました。 現場に駆け付けた警察官が車に乗っていた男の呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されました。 男は警察の取り調べに対して、酒を飲んで飲酒したことは認めているということですが、事故を起こしたことについては否認しています。 また、3月9日午前0時頃、沼津市白銀町で軽乗用車を酒気帯び運転した疑いで、沼津市大諏訪に住む自称・会社員の男(47)が現行犯逮捕されました。 警察によりますと、男は酒を飲んだ後に軽乗用車を運転し、マンションのゴミ捨て場に突っ込んだとみられています。 突っ込んだ車を見た人が110番通報して事件が発覚し、男の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されました。 男は容疑を認めているということです。 いずれの事故もけがをした人はいませんでした。 警察は、飲酒した場所や事故が起きた詳しい経緯などを調べるとともに、「これからの時期は歓送迎会シーズンでお酒を飲む機会が増えると思うが、飲んだら車を運転しないということを徹底してほしい」と注意を呼びかけています。