無免許で宅地建物の販売業を営んだとして静岡県富士市の不動産賃貸業元代表の男が逮捕されました。 難波亮太記者 「午前9時すぎ容疑者の男を乗せた車が富士宮警察署に入ってきました。これから本格的な取り調べが行われます」 宅建法違反の疑いで逮捕されたのは富士市の不動産賃貸業元代表の男(46)です。 警察によりますと、男は2022年9月ごろから去年5月ごろまでの間、県知事の免許を受けないで、複数回にわたって宅地や建物の売買をした疑いが持たれています。 男はこの間に4軒の物件を売買し、およそ650万円の利益を得ていたということです。 警察は男の認否を明らかにしていません。 男が代表を務めていた会社は不動産業に必要な宅建士が1人もいなかったということです。 2020年の会社設立以降、今回逮捕された取り引きのほかに40件以上の売買が確認されていて、警察は会社ぐるみで不正な不動産取引を繰り返していたとみて、詳しく調べています。