10年以上にわたり無免許運転を繰り返し、人身事故を起こしたとして、兵庫県教育委員会は26日、豊岡市立城崎中学校の男性主幹教諭(42)を懲戒免職にしたと発表した。 県教委によると、男性教諭は教員採用前の2004年に運転免許取り消しになり、再取得しなかった。翌年から勤務した伊丹市の小学校では校務で車を運転することはなく、09年に豊岡市の中学校に異動後、妻の運転免許証番号と有効期限を記した通勤届を学校に提出し、通勤などで車を運転していた。 年に1度の通勤手当に関する調査でも同様の手段で免許を所持しているように装っていたという。昨年12月、出勤途中に人身事故を起こし無免許が発覚した。 また県教委は、運動部の部費や親睦会費など約100万円を盗んだとして、西脇工業高校の男性臨時講師(31)を懲戒免職にした。2月に窃盗容疑で西脇署に逮捕されていた。 このほか、顧問を務める部活の部員に暴言を繰り返したとして、西宮市立中学校の男性教諭(45)を減給10分の1(3カ月)、障害のある女子生徒に不適切発言をした播磨西地区の公立中学校の男性教頭(53)を戒告処分とした。