あの人気スターが怖〜い悪役を演じた映画5選!②

『マトリックス』や『ジョン・ウィック』の大ヒットシリーズなど、基本的にヒーローを演じても、どこか“陰”や“闇”の部分も感じさせるキアヌ・リーヴス。そんな彼が悪役を演じたら、善悪の微妙なボーダーと、漂う悲哀に共感してしまうかも……などと考えてしまいそうだが、この予想をあっさりと裏切り、徹底して感情移入させない、完全なる悪を体現したのが『ザ・ウォッチャー』だ。 キアヌが演じたのは、連続殺人鬼のデヴィッド・アレン・グリフィン。その逮捕を試みるFBI捜査官のキャンベルを嘲笑うかのように、彼の不倫相手も殺しのターゲットにする。身も心もボロボロになったキャンベルを、さらに挑発するような凶悪な行動にも出るグリフィン。殺人鬼映画としても、犯罪手口は執拗で冷血。女性ばかりを狙い、その行動パターンをチェックした末に、自宅で待ち伏せして凶行に出る。これらすべてがキアヌのパブリックイメージと真逆であり、ギャップによって背筋が凍るというのも本作の特徴。殺人鬼と捜査官はどんな結末を迎えるのか? そこも想像以上の壮絶さで脳裏にやきつく。

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