18日昼すぎ、福岡県宗像市の道の駅の駐車場で面識のない62歳の男性に左腕を両手でつかんでねじる暴行を加えたとして、52歳の自称アルバイトの男が逮捕されました。 男は利用証が必要な障害者用駐車スペースに無断で車を駐めていて、利用証があるにもかかわらずこのスペースに駐車できない男性に注意され口論になっていました。 18日午後0時45分ごろ、宗像市江口の「道の駅むなかた」を車で訪れた買い物客の男性(62)が障害者用の駐車スペースに駐車しようとしたところ、駐車に必要な利用証を掲示していない車が駐車していました。 男性は障害者スペースの利用証を持っているにもかかわらず駐車できなかったため警備員に連絡、車に乗っていた男を警備員と一緒に注意したところ、男は車内で食事をしていて「食べたら移動する」などと返答。 その後、男が車を降りようと運転席のドアを開けた際、ドアが男性に当たったかどうかなどで口論になりました。 口論の末、男は62歳の男性の左腕を両手でつかむ暴行を加えたとして駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。 暴行の疑いで現行犯逮捕されたのは北九州市小倉南区に住む自称アルバイトの男(52)で、取り調べに対し容疑を認めているということです。 福岡県では2012年から車いす利用者や妊婦など配慮が必要な人が障害者用駐車スペースを利用しやすいよう、駐車時に県が発行する利用証の掲示を求める「ふくおか・まごころ駐車場制度」を導入していますが、逮捕された男は利用証を所持していませんでした。 制度に罰則規定はないものの、福岡県は適正な利用と必要な人への配慮を呼びかけています。