車椅子のアイドルが訴え「女性の命を危機に晒している」←「女性にAEDを使うのはリスク高いから放置」女性へのAEDめぐるSNS上の議論に…

女性に対するAED(自動体外式除細動器)の使用などをめぐってSNS上で沸いた議論に一石を投じたアイドルの投稿が、X(旧Twitter)で話題になりました。 投稿したのは、事故で脊髄を損傷して車いすで活動している女性アイドルユニット「仮面女子」のメンバー・猪狩ともかさん。投稿によると、今月4日に札幌市内の駐車場で体調不良で休んでいた10代の女性に「大丈夫ですか」などと声を掛け体を触ってわいせつな行為に及ぼうとしたという男が、3日後に警察署に出頭し不同意わいせつ未遂の疑いで逮捕された事件をめぐり、SNS上で女性に対してAEDの使用した場合も被害を訴えられるリスクがあるのではないかと議論が沸きました。 その中で、ともかさんは「女性が倒れていても助けるな!」「女性にAEDを使うのはリスク高いから放置」といった声を目にして「悲しい」と気持ちを吐露。さらに命の重みをこう訴えています。 「AEDではありませんが私は脊髄損傷の事故に遭った際、男性に看板の下敷き状態から助けていただき、とても感謝しています。もしその男性が上記(『女性が倒れていても助けるな!』『性にAEDを使うのはリスク高いから放置』)のような考えの持ち主でしたら、私は放置されて今生きていなかったかもしれません。 『触るな!』と言っている一部の女性の意見も正直理解できません。 その言葉が多少なりとも、貴方以外の女性の命を危機に晒していることに気付けないのでしょうか? 命の危機にそんなこと気にしていられなくないですか? 命の危機に陥ったことが無いから、そういう言葉が出て来るのかと思います。 私が命の危機にあった時、男性に触られたら恥ずかしいとか、下着を見られたら恥ずかしいなんて頭の片隅にもなかったです。 ただ今の苦しみから救ってほしいということだけでした」

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