スペイン『エル・ムンド』が2日、マンチェスター・シティのポルトガル代表MFマテウス・ヌネスが窃盗の疑いで逮捕されていたことを報じた。 同紙によると、9月のインターナショナルブレイク中にマドリードのナイトクラブを訪れたヌネスは、トイレで彼の写真を撮った男性の携帯電話を盗んだとして、アルガンスエラ警察署に連行されたという。その後、窃盗容疑で供述調書を取り、裁判を待たず数時間後に釈放されたとみられる。 一方、イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、この報道が誇張されたものであると指摘。「エル・ムンドの報道では、ヌネスがこの事件に関して起訴され、裁判にかけられる可能性もあるとされている。しかし、この事件は誇張されており、ヌネスは写真を撮るのをやめるように頼んだ後に、男性の手から携帯電話を押しのけただけだとされている。警察は呼ばれたが、ヌネスは逮捕されず、この事件に関してこれ以上の措置も取られない」と伝えている。 現在26歳のヌネスはブラジルのリオデジャネイロで生まれ、12歳でポルトガルのエリセイラに移住。エリセイレンセからエストリルを経て、2019年1月にスポルティングへとステップアップを果たした。スペイン『マルカ』によると、貧しい少年時代を過ごし、国内の名門クラブにたどり着くまでに家族のパン屋を手伝いながらプレーしていた時期もあったという。 ヌネスはスポルティングで活躍を続けると、2022年8月にクラブ史上最高額でウォルバーハンプトンに移籍し、昨年9月に5年契約でシティに加入。今季はここまで公式戦6試合で1ゴール1アシストを記録し、報道前日の1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のスロバン・ブラチスラバ戦(○4-0)にも先発フル出場していた。