冷凍和牛約30トンの輸出先を偽ったとして関税法違反などの疑いで、逮捕されていた53歳の男性と45歳の女性について、福岡地検は2月25日付で不起訴処分としました。 理由は「諸般の事情を総合的に考慮した」としています。 いずれも福岡市に住む無職の女性(45)、中国籍の会社役員の男性(53)は、冷凍されたA5ランクの黒毛和牛約30トンをカンボジアに輸出すると虚偽の申告をし、香港へ輸出したとして、関税法違反などの疑いで先月19日までに逮捕されていました。 逮捕当時、警察は2人の認否を明らかにしていません。 同様の疑いで2人とともに逮捕されていた中国籍の会社役員・王恩念被告(71)は、2月25日付で起訴されています。