俳優の浅野忠信(51)が25日放送のNHK・Eテレ「スイッチインタビュー」(金曜後9・30)に出演。評論家・山田五郎氏(66)と対談した。 実は絵を描くのが大好きという浅野は、山田氏が西洋美術について語るTouTubeチャンネルの大ファン。今回の対談が実現した。 山田氏に「いろんな役をやっているけど、どの役をやっても“浅野忠信”。それはいい意味で」と評された浅野。役作りの際に、まずは自分に落とし込むといい、熱演が評価された21年放送のNHK朝ドラ「おかえりモネ」の役を振り返った。 同作で、東日本大震災により妻に先立たれ、酒におぼれる漁師役を演じた浅野。「役をいただいた時、ある意味似た状態にあるなと思えた。あの頃、父の逮捕やコロナ禍で何か空っぽになった気持ちがあった」と当時を回顧。「あの役はそれ以上に空っぽな状態。今の自分ならできると思った」と役と自分の境遇を重ねたことが、視聴者の心を動かす演技につながったと分析した。