「財産を守れてよかった」京都府北部で、特殊詐欺防いだ1金融機関と3個人に感謝状 振り込み食い止める

2件の特殊詐欺被害を未然に防いだとして、京都府警京丹後署は協力した京都府京丹後市内の1金融機関と3個人に感謝状を贈った。 同署によると、同市峰山町のJA京都峰山支店で2月28日、警察官を名乗る人物からLINE(ライン)で、「逮捕状が出ている。指定口座に振り込むように」などと指示された82歳の男性が、約425万円を引き出そうとした。瀬尾隆弘支店長(58)と窓口担当職員の矢谷可奈子さん(47)が連携し、手続きを思いとどまらせた。 また、金融機関勤務の日下万悠子さん(28)と夕唯子さん(24)の姉妹は同22日、市内の金融機関のATMで、63歳の女性が携帯電話で話しながら操作しているのに気づき、特殊詐欺を疑って通報。サイト利用料名目の約29万円の振り込みを食い止めた。 4人は4月18日、小林文彦署長から感謝状を受け取った。峰山支店の2人は「お客さんの財産を守れてよかった」、日下さん姉妹は「特殊詐欺が身近にあるのを実感した。防ぐことができてよかった」と話した。

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