女子高校生殺害事件 黙秘から一転 容疑認める/埼玉県

今月14日、さいたま市桜区のマンションで高校1年生の女子生徒が殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕された男が黙秘から一転し、容疑を認めたことがわかりました。 また「自分は社会の底辺にいる」などと供述していて、警察は動機などを詳しく調べています。 会社員の谷内寛幸容疑者(25)は今月14日、さいたま市桜区のマンションの出入口付近で、高校1年生の手柄玲奈さん(15)を包丁で刺し殺害したとして殺人の疑いで逮捕されました。 谷内容疑者は、調べに対し黙秘を続けていましたが、「制服を着た女子高校生を包丁で殺した」と供述し一転して、容疑を認めているということです。 また、警察が手柄さんと谷内容疑者のスマートフォンを解析した結果、事件前に2人の関係性が全くなかったことも新たに分かりました。 谷内容疑者は「通行人を装って付近を歩き回り、殺害する対象の女性を探していた」とも供述していて、警察は、偶然見かけた手柄さんを狙い犯行に及んだとみています。 また、「虐待を受け性格がゆがんだ。自分は社会の底辺にいる」という趣旨の話をしていて、警察は事件の背景について詳しく調べることにしています。 さいたま地検は、30日からおよそ3か月の予定で谷内容疑者の刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を開始しました。

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