18年前の女児刺殺事件 海の捜索で複数刃物を回収、凶器かどうか確認へ

兵庫県加古川市で平成19年に小学2年の女児=当時(7)=が刺され死亡した事件で、兵庫県警は4月30日、殺人容疑で逮捕した勝田州彦被告(46)=殺人罪で起訴=の供述に基づき、1月から同県播磨町の海で行っていた凶器の捜索を終えた。捜索関係者によると、県警は複数の刃物などを回収しており、事件の凶器が含まれていないか慎重に調べる。 勝田被告は同県たつの市で18年に小学4年の女児=当時(9)=が刺され重傷を負った殺人未遂事件でも逮捕・起訴されている。県警は同県姫路市大津区付近の海でも凶器の捜索を行っていたが、2月に終了している。 勝田被告を巡っては、岡山県警が、16年に起きた岡山県津山市の小3女児刺殺事件で30年に逮捕。この事件で無期懲役判決が確定した後の昨年5月以降、兵庫県警が服役中の刑務所で本格的に任意聴取し、同11月、たつの市と加古川市の両事件で逮捕していた。刑事責任能力の有無を調べるため、神戸地検が翌12月から鑑定留置し、今年3月に殺人罪などで起訴した。

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