長嶋一茂「同情の余地はまったくない」大阪で児童7人はねた容疑者の供述内容踏まえつつ突き放す

元プロ野球選手でタレント長嶋一茂(59)は2日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、1日に大阪市西成区で下校していた小学生7人が車にはねられ、重軽傷を負った事件についてコメントした。 車を運転していた矢沢勇希容疑者(28)が殺人未遂容疑で逮捕された。容疑者は東京都東村山市在住で容疑を認めている。「すべてがいやになった」「車でひき殺そうとした」などと供述しているとされ、大阪府警が動機などについて調べている。 番組では、元埼玉県警捜査1課の佐々木成三氏の解説をまじえながら、事件について詳報した。逮捕容疑は、大阪市西成区の市道で故意に車ではねて、小学生7人を殺害しようとした疑い。7人は事件現場のすぐ近くにある市立千本小に通う児童だった。 コメントを求められた一茂は「とても許されない事件だと思う」と怒りをにじませ「動機や計画性(の解明)であったりは今後の(容疑者の)供述によるんでしょうけれど、たぶん背景には、社会的ストレスから来る、自分自身が自暴自棄になったという状態だと思うが、まったくもって同情の余地はないですね」と突き放すように指摘した。 「総論で言うと、今回、社会的な問題としてとらえられるかどうかということは、行政なりいろんな所が働きかけて社会的ストレスを緩和するという部分は、していってもらいたい」とした上で、負傷した児童たちの心のケアに言及。「各論で言うと、(事件現場は)学校のすぐ裏手の細い路地。(今回の事件を受けて)登下校時だけでも、たとえば(車は)通行止めにするとかやっていかないと」と提案した。 「今回、命が失われなかったことがいちばんよかったことですが、(負傷した)子どもたちも、けがが治ったら学校に行かないといけない。その時にトラウマとして今回のことがよみがえってしまうので、そこのケアもしていかないといけない」として「やることはたくさんあると思う」と訴えた。

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