TBS系「ゴゴスマ」出演の元神奈川県警刑事「ずさんな捜査」「あきれてものが言えない」川崎事件

元神奈川県警本部刑事で犯罪ジャーナリスト小川泰平氏が5日、TBS系「ゴゴスマ-GO GO!Smile!」(月~金曜午後1時55分)に生出演。川崎市でアルバイト岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)が一部白骨化した遺体で見つかり、元交際相手の白井秀征容疑者(27)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、神奈川県警の捜査についてコメントした。 岡崎さんの遺族は行方不明になる直前にストーカー被害の通報を9回していたと主張し、県警はストーカー被害の相談を受けた認識がないと主張するなど、両者の意見が対立している。MC石井亮次(48)は「警察は昨年12月9日から20日の9回の通報電話があった際に、女性の死体遺棄容疑で逮捕された男に事情を聞いていなかった。警察の対応がどうだったのか。小川さん、どんな印象でしょうか」と問うと、小川氏は「ひと言でいうと、警察のずさんな捜査というか、捜査が後手後手に回っているなと。ポイント的にいうと昨年の9月20日、暴力行為で被害届を受理して10月29日まで約40日間、容疑者が誰だ、ということが分かっているにもかかわらず、どういう捜査をしていたか分からないんですけれども、放置していた、その間にですね、男を逮捕するなり、取り調べをするなり、していたらまた様子は変わっていたんじゃないかな、と思います」と話した。 さらに「あとストーカー被害の認識がなかったと警察は説明しているんですが、これはまったくの詭弁(きべん)でですね、この昨年の9月とか10月ごろは交際していたわけですから、交際者とのDV、との意識をしていてもいいんですが、12月からは別れた男が自宅周辺をうろうろしているとか、しかも午前4時にうろうろしているとかですね、というある程度緊迫した状況が伝えられているわけですから、誰がみてもストーカー事案だと分かると思います」と、女性に迫る危機を察知できなかった県警の取りこぼしを指摘した。 さらに小川氏は「元交際者のストーカーって多いんです。今回は珍しい例ではないです。まったく疑わない、まったく事情を聞いていないというのは、あきれてものが言えないという感じを私は思っています」と断じた。

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