わずか10日間で約3000万円だまし取られる 警察官をかたる特殊詐欺 岩手県久慈市の60代女性が被害

2025年3月、岩手県の女性が警察官をかたる特殊詐欺の手口により約3000万円をだまし取られる被害が発生しました。 オレオレ詐欺の被害に遭ったのは、岩手県久慈市に住む60代の女性です。 岩手県警によりますと、この女性は2025年3月24日、自宅の固定電話に「警視庁のワダ」と名乗る男から電話があり、その際「マネーロンダリングの事件の犯人を逮捕した。家宅捜索をしたところ、あなた名義の携帯電話や、多額の現金が見つかった。あなたも逮捕される可能性がある」と言われたということです。 女性はその後、検察官を名乗る人物などと電話でやり取りを行い、「あなたの口座には犯罪収益が入っている疑いがある。確認が取れれば返金する」と言われたことから、指定された口座へ3回に分けて現金を振り込んだということです。 女性がだまし取られた金額は総額で約3000万円。 「警視庁のワダ」と名乗る人物とやり取りを始めてから、わずか10日間の出来事でした。 岩手県警は、こうした詐欺の被害に遭わないポイントとして、警察官を名乗る電話があったら、まず相手の名前や所属を確認した上で一度電話を切り、その警察署に自分から電話をして同一の人物がいるかどうかを確認することが大切だとしています。

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