英語能力テスト「TOEIC」の会場に侵入したとして、中国籍で京大大学院に通う男が逮捕されました。男は小型マイクを隠していて、組織的なカンニングとみられます。 警視庁によりますと、京都大学大学院生で中国籍の王立坤容疑者は18日、東京・板橋区の「TOEIC」のテスト会場に侵入した疑いがもたれています。 TOEICの運営法人からの、「同じ顔写真の人が以前とは異なる名前で受験している」という相談を受け、警視庁の捜査員が警戒していたところ、王容疑者が会場に現れ、現行犯逮捕しました。 王容疑者は、マスクの内側に小型マイクを隠していて、会場で他の受験者に解答を教える目的があったとみられています。 調べに対し、王容疑者は「報酬があった」と容疑を認めていて、警視庁は、組織的なカンニング事件とみて調べています。