北海道・旭川東警察署は2025年6月4日、六代目山口組二代目大石組構成員・髙橋翔太容疑者(29)、同じく二代目大石組構成員・伊藤学容疑者(66)、住所不定無職の木村優樹容疑者(27)を詐欺の疑いで逮捕したと発表しました。 3人は氏名不詳の何者かと共謀の上、2025年1月30日から31日までの間、神奈川県川崎市に住む80代女性から現金120万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、何者かが女性の孫を装って「会社のカードを間違って送ってしまった」「会社のカードがなければお金が用意できない」「何とかならないかな」などと自宅にウソの電話をかけ、神奈川県川崎市の路上で、現金120万円をだまし取ったということです。 3人は詐欺グループの受け子や受け子のリクルーター役とみられ、警察は3人の認否について明らかにしていません。 2025年1月31日、詐欺に気が付いた女性が警察署に被害を届け出たことで事件が発覚しました。 警察はだまし取った金が暴力団の資金源になっていた可能性も視野に引き続き捜査するとともに「親族をかたり、現金やキャッシュカードを取りに行くなどという電話は詐欺を疑って、応じる前に警察(♯9110)に相談してほしい」と呼びかけています。