自宅で７５歳の妻の首をつかんで壁に押しつけ、顔を平手打ちにするなどの暴行を加えたとして、大阪市に住む７９歳の男が逮捕されました。妻はその後、病院で死亡していて、傷害致死事件として捜査しています。 大阪市鶴見区に住む無職の小島義孝容疑者（７９）は５月３１日午後６時頃、自宅で同居する妻の洋子さん（７５）の首をつかんで壁に押しつけ、顔を平手打ちにするなどの暴行を加えた傷害の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、義孝容疑者は翌日に救急相談センターに連絡。センター側の要請を受けて自宅に向かった市消防が警察に「夫が妻の首元を押さえて、顔面を３回平手打ちしたと言っていて、妻を搬送します」と通報したことで事件が発覚したということです。 洋子さんは今月１０日に搬送先の病院で死亡していて、司法解剖の結果、死因は左右の側頭部を打撲してくも膜下出血を起こしたことによる、外傷性脳腫脹だったことが判明しました。 警察の調べに対し、義孝容疑者は「妻が自宅の布団を汚したので、右手で顔を殴った」と容疑を認めているといい、警察は傷害致死事件として捜査しています。 警察によりますと、去年８月にも夫婦間のトラブルとして警察が対応した事案があったということです。