今年7月23日に不同意性交等の容疑で逮捕され、その後、不起訴処分になったツアー通算1勝の杉山知靖が、11日、港区の日本ゴルフツアー機構(JGTO)事務所で取材を行い、今回の問題について謝罪した。 杉山は、今年5月7日に神奈川県茅ヶ崎市内の宿泊施設において飲食店勤務の女性に対する性的暴行の疑いがかかり、身柄を拘束された。それを受けて男子ツアーを管轄するJGTOは9月30日に、『今年11月10日までのツアー出場停止』の処分を下したことを発表していた。 停止処分解除から一夜明けて取材に応じた杉山は、深々と頭を下げ「このたびは大変お騒がせしてしまいましたこと、心よりおわび申し上げます」と謝罪。「大会主催者、スポンサー各社、ゴルフファンのみなさま、そして、選手のみなさまに私事でご迷惑をおかけしてしまったことを、深くおわび申し上げます」など気持ちを話した。 ツアー復帰は今週14日に開幕する「ダンロップフェニックス」(宮崎県・フェニックスカントリークラブ)から。「今回の件を猛省し、今後は自分が担っている立場と重い責任を強く自覚し、行動を徹底して参りたいと存じます。私を支え、応援してくださっているみなさまのためにもしっかりとゴルフと向き合い、再起し、報いていきたいと思っております」と決意を話した。 横浜市出身の杉山は高知・明徳義塾高から中央学院大を経て2015年にプロ転向。21年10月「ブリヂストンオープン」でツアー初優勝を挙げた。今季は10試合に出場して、トップ10が2度で賞金ランキングは現在61位。なお昨年7月にも道交法違反(速度超過)により逮捕されている。