「真犯人の証拠は警察が持っているはず」 無期懲役で服役中の受刑者が再審=裁判のやり直しを申し立てへ 「神戸質店事件」から見る『再審制度』の課題 再審法改正は正念場(第3回・最終回)

「県警が私の逮捕までに収集した各証拠の中に、私ではない真犯人がいるというエビデンスが絶対に見いだせると確信している」 筆者に手紙でこう訴えるのは、強盗殺人の罪で無期懲役の判決が確定した緒方秀彦受刑者(66)。 刑務所で14年間無実を訴え続け、裁判のやり直しを求める受刑者の声が今月26日、裁判所に届けられる。 「人権の砦」を担う裁判官はこの声をどう聞くのだろうか。 20年前の「神戸質店事件」と再審請求までを取材した3回にわたる連載記事の最終回。 (関西テレビ・司法キャップ 菊谷雅美)

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