歌舞伎町でキャバクラ店員に勧誘容疑 7人逮捕 スカウト集団一員か

東京・歌舞伎町で女性につきまとってキャバクラなどの従業員に勧誘したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は25日、川崎市中原区の無職、石塚真瑠(まる)容疑者(26)ら23~28歳の男性7人を東京都迷惑防止条例違反(社交飲食勧誘など)の疑いで逮捕したと発表した。警視庁は、7人が国内最大規模のスカウトグループとされる「ナチュラル」のメンバーとみて調べている。 逮捕容疑は、2024年11月~25年3月、それぞれ歌舞伎町周辺を歩いている女性につきまとい、キャバクラやガールズバーの従業員になるよう勧誘したとしている。 石塚容疑者ら2人は「露出の多い服装やブランド物を身につけている女性に声を掛けた」と容疑を認め、5人は否認しているという。 警視庁によると、7人は路上で女性に「かわいいね」とナンパを装って声を掛け、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の連絡先を交換。「人生経験になるから」などとメッセージを送って勧誘していたという。 「女性警察官はラインを交換しないので、取り締まりから逃れるため、交換できた女性を勧誘した」と話す容疑者もいるという。 歌舞伎町周辺では、同様の手口の勧誘が21年ごろから少なくとも90件確認されており、警視庁は注意を呼びかけている。【菅野蘭】

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