「ランボルギーニ」不正車検容疑 改造車愛好グループ「諸星一家」率いる男(55)と車検場責任者ら男6人逮捕 警視庁

改造した高級スポーツカー「ランボルギーニ」の車検を不正に通させたとして、改造スポーツカーの愛好家グループのリーダーが逮捕されました。 派手なエンジン音と光を発する「ランボルギーニ」。世界に100台しかない限定モデルで、発売時の価格は5000万円以上しますが、その高級スポーツカーに様々な改造が加えられているのです。マフラーからは炎まで! この車を所有するのは、改造スポーツカーの愛好家グループ「諸星一家」を率いる「諸星伸一」と名乗る男。SNSのフォロワーは10万人を超えていました。 しかし、きのう、道路運送車両法違反などの疑いで逮捕されました。 警視庁によりますと、カスタムショップの社長・山本伸一容疑者(55)は去年10月、不正な改造パーツをつけたランボルギーニを千葉県の車検場に持ち込み、法律で必要な点検と整備をせずにうその証明書を作り、不正に車検を通させた疑いがもたれています。 この車検場の責任者を務める成田国造容疑者(80)と、山本容疑者の関連会社に勤める川田将大容疑者(32)らも逮捕されました。 JNNは逮捕前、川田容疑者が立ち会い、ランボルギーニが運輸支局で車体の調査を受ける様子を撮影していました。 検査官や捜査員が車体を確認する中、運転席に乗り込む川田容疑者。アクセルを踏み込むと、余りの大きな音に検査官らはとっさに耳をふさぎます。 ランボルギーニは、より大きなエンジン音がするようマフラーが不正に改造され、車体に電飾を施すなど、車検の適合基準を満たしていませんでした。 警視庁によりますと、成田容疑者の車検場は8年ほど前から数百台の不正車検を行っていたとみられていて、山本容疑者は「30万円ほどで不正車検を依頼した」と容疑を認めているということです。

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