「住宅地の区画を3分割し、白人、黒人、アジア系の世帯数をそろえよう」→何が起きたか? 橘玲が“最も考えさせられた矛盾”を語る(書評)

アイデアや商品が爆発的に流行するのはなぜか? 小さな変化が大きな流れに変わる「転換点」の見つけ方を世に広め、マーケティングの口コミ理論を確立した米ミリオンセラー『ティッピング・ポイント』(マルコム・グラッドウェル 著)。 その発売から25年、同著者によって全面的に書き直された新刊『超新版ティッピング・ポイント』が発売された。ここでは、科学的なエビデンスとエピソードに基づいた主張により、現代社会を動かす「裏の三原則」について語られている。 同書は主に米国での事象を分析したものだが、「いずれ日本でも同じことが起きるだろう」と語るのは、ベストセラー作家の橘玲氏だ。私たちが向き合うことになるという、橘氏が“最も考えさせられた矛盾”とはどんなものか。同書に寄せられた橘氏の「解説」から引用して紹介しよう。

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