愛媛県今治市で妻を殴るなどしてケガをさせたうえ、抱えていた乳児を激しく揺さぶった疑いで、暴力団幹部の男が2日に逮捕されました。 傷害と暴行の疑いで逮捕されたのは、今治市本町に住む指定暴力団六代目山口組傘下三代目兵藤会幹部・明瀬功尚容疑者(55)です。 警察の調べによりますと、明瀬容疑者は今治市本町の自宅の車庫で今年3月26日午後9時半頃、妻(当時35)の髪を引っ張って地面に倒し、上半身を複数回殴るなどして全治約4日のケガをさせたほか、右手に抱えていた自身の乳児(当時生後3カ月)の体を激しく揺さぶった疑いがもたれています。 乳児にケガはなかったものの重大な傷害を生じかねない暴行だったとして、警察は市役所や児童相談所に連絡をしたということです。 警察は妻の関係者から「夫婦がケンカしている」と通報を受け捜査。明瀬容疑者はこのあと詐欺事件と商標法違反の事件で逮捕されていて、警察が今回の容疑も固めました。容疑の認否は明らかにされていません。 警察は2人の間でトラブルがあったとみて動機を調べています。