神社に設置されていたさい銭箱の南京錠を壊し、現金300円などを盗んだとして、出雲警察署はブラジル国籍の男女3人を逮捕しました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれも住所不定・無職のブラジル国籍の男2人(20歳・21歳)と女1人(31歳)です。 出雲警察署によりますと、3人は共謀し、8月7日午前8時30分頃から午後8時頃までの間に、出雲市内の神社に設置されたさい銭箱の南京錠を壊し、現金約300円と南京錠1個(時価約800円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 神社の警備を担当する会社から、「異常を感知するセンサーが反応した。荒らされた形跡がある」と通報がありました。 島根県内ではこの時期、さい銭を狙った窃盗事件が連続で発生していたことから、出雲警察署、松江警察署、雲南警察署で合同で捜査を行いました。 所要の捜査の結果、3人が浮上し、取り調べを行ったところ、事件への関与が明らかになったとして逮捕しました。 3人は知人同士で、以前、県外の同じ職場で働いていたということです。 出雲警察署は、今後の捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。 警察は、事件の経緯や動機、余罪かないかについても詳しい調べを進めています。