「仕事紹介で報酬数十万円と聞いた」、特殊詐欺リクルーターか 警視庁が15歳少年ら逮捕

不正に入手した他人名義のキャッシュカードでATMから現金を引き出したなどとして、警視庁少年事件課は窃盗と電子計算機使用詐欺の疑いで、茨城県鉾田市の無職の少年(15)ら2人を逮捕した。特殊詐欺グループのリクルーターとみられ、「(指示役から)詐欺系の仕事を紹介するだけで数十万円の報酬がもらえると聞いた」などと供述している。 逮捕容疑は4月、何者かと共謀し、愛知県の80代男性に還付金を受け取れるなどとかたり、ATMで現金約34万円を振り込ませたほか、不正に入手した他人名義のキャッシュカードで現金約265万円を引き出したとしている。 同課によると、少年らは地元の仲間の少年(17)=窃盗容疑で逮捕=をだまし取った金を引き出す「出し子」として指示役に紹介。この少年は指定されたコインロッカーから約100枚の他人名義のキャッシュカードを受け取ってATMでの引き出しを繰り返していた。警察官の職務質問で少年らの関与が浮上した。

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