兵庫県宝塚市の市道で、酒を飲んだ状態で大型バイクを運転していたとして、大阪市消防局の職員の男が現行犯逮捕されました。男が乗っていたバイクと高齢女性が衝突する事故があり、女性は意識不明の重体です。 12日正午ごろ、兵庫県宝塚市の市道で「人が倒れている」と消防に通報がありました。 警察によりますと、走行中の大型バイクと89歳の女性が衝突し、女性は病院に搬送されましたが両足や右手を骨折し、意識不明の重体です。 警察は、バイクを運転していた大阪市消防局・消防司令補の久徳英樹容疑者(53)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕しました。 久徳容疑者は逮捕前、警察官に「よけた。あたっていない」と話していましたが、アルコール臭がしたため、呼気検査をしたところ、基準値の約5倍のアルコールが検知されたということです。 警察の調べに対し「酒を飲んでバイクを運転したことに間違いありません」と容疑を認めています。大阪市消防局は「負傷された方に心よりお見舞い申し上げますとともに、今後このようなことがないよう再発防止の徹底に取り組んでまいります」としています。