「警官にふんした詐欺犯」明石と神戸で被害相次ぐ LINEで名前入り「逮捕状」示す

12日、神戸市西区の女性会社員(43)が「警察官を名乗る男らに現金をだまし取られた」と兵庫県警神戸西署に届けた。署によると、被害は150万円に上るといい、特殊詐欺事件とみている。 12日午後3時前、女性の携帯電話に連絡があり、警察官を名乗る男から「詐欺グループを捕まえた」「あなたのクレジットカードを犯人が利用している」などと言われたという。 女性は「口座の動きを知るため」として現金の振り込みを指示され、12日夕方、同区内のATMから指定された口座に現金を送金した。その後、被害に気づき、署に相談に訪れた。 署によると、詐欺犯から送られたLINE(ライン)のメッセージで、自分の名前が入った偽の逮捕状の画像を見せられていたという。 12日には兵庫県明石市でも、市内の男性学校教諭(46)が、同様に警察官にふんした詐欺犯にだまされ、350万円を詐取される事件があり、県警明石署が調べている。 兵庫県警は「警察が現金を要求することは絶対にない。怪しいと思ったら、電話を一度切って誰かに相談して」と呼びかけている。

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