須磨学園高校(兵庫)は3日、公式サイトで、同校の教諭が未成年者誘拐の容疑で逮捕されたと報道されたことと、さらに別の教諭が女子生徒に不適切行為をした動画がSNS上に拡散されたとして、謝罪する文書を公開した。 逮捕の教諭については「現在、事実関係の把握に努めている」とした上で「捜査の終了をまって厳正に対処してまいります」とコメント。不適切行為については「当該教員に対してすでに懲戒処分を行っております」とし、類似の事案の有無を調査した上で、再発防止に取り組むとした。 同校をめぐっては、43歳の教諭が、SNSで知り合った女子高生(16)を、未成年者と知りながら自宅に連れ込んだとして、未成年者誘拐の容疑で1日に兵庫県警に逮捕された。また、「不適切行為」については、電車内で男性が隣に座る女子生徒と話しながら、生徒の太もも付近を右手で繰り返し触る動画が拡散され、一部で同校の教諭との指摘があり、騒動化していた。 同校は陸上、水泳などで有力選手を輩出してきた強豪としても知られる。 ▼以下発表全文 本校教員についての報道とSNSでの投稿について 本校の教員に関する逮捕報道及びSNSによる投稿に関しまして、生徒・保護者・卒業生・関係各所の皆様方には多大なるご心配・ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。 【本校教員の逮捕に関する報道】 2024年10月1日、一部報道機関において、本校教員が未成年者誘拐の疑いで逮捕されたとの報道がされました。現在、事実関係の把握に努めているところですが、警察等による捜査中のため、捜査の終了をまって厳正に対処してまいります。 【本校教員の不適切行為に関するSNSでの投稿】 現在、本校教員による、女子生徒への不適切な行為を映した動画等がSNS上で複数投稿されております。本事案につきましては、女子生徒及びその保護者、当該教員らに事実を確認のうえ、当該教員に対してすでに懲戒処分を行っております。現在、類似の事案がないか調査を行うとともに、投稿につきましては関係機関に相談を行っているところです。 当該生徒をはじめ、本校生徒・卒業生のプライバシー保護について、さらなる注意を払ってまいりますが、皆さまにおかれましてもご配慮いただけますことを、心よりお願い申し上げます。 生徒の皆さん、保護者の皆さまには適切なタイミングで報告の場を設けることを予定しております。 今後、厳正に対処してまいりますとともに、改めて教職員に対して法令遵守の徹底を図ります。生徒の安全・安心のため再発防止に総力を挙げ取り組み、信頼回復に努めてまいります。