和歌山県で、外国人観光客をターゲットにした白タク行為をした男が逮捕されました。 道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区在住の外国籍の男(37)です。 警察によりますと、男(37)は今月5日、大型クルーズ船が寄港した和歌山市の下津港で、許可を得ずに乗客を運送した疑いが持たれています。 下津港は、世界遺産「高野山」や「和歌山城」への最寄りの港として、外国人観光客に人気があります。 訪日外国人が増加する中、警察は下津港周辺の警戒を強めていました。 林容疑者の運転する10人乗りワンボックスカーが、クルーズ船から降りてきた観光客を乗せて走り出したため、職務質問したということです。 警察の調べに対し、男(37)は「違法であるのは承知している」と容疑を認めているということです。 男(37)はSNSを通じて客と連絡を取り、下津港~大阪・ミナミまで6人を35,000円で運んでいたとみられています。 今回の逮捕は、訪日外国人に対する白タク行為として、和歌山県で2例目の摘発となります。 和歌山県はホームページで大型クルーズ船の着港予定を公開しており、警察はこれを基に警戒を強めていました。