家宅捜索受けた男、3時間半逃走 千葉県警が住居侵入容疑で逮捕 「逃げるため必死」フェンスよじ登ったか 船橋

家宅捜索を受けた際に逃走し他人の敷地内に侵入したとして、千葉県警は21日、住居侵入の疑いで船橋市、自称個人事業主の男(36)を逮捕した。県警薬物銃器対策課によると、逃走は3時間半にわたり、けが人はいなかった。 逮捕容疑は21日午前10時8分ごろ、同市内の住宅敷地内にフェンスをよじ登り、侵入した疑い。「逃げるために必死だった」と容疑を認めている。 同課によると、容疑者は21日午前7時ごろ、覚醒剤取締法違反事件の関係者として、アパート2階の自宅の家宅捜索を受けた際、ベランダから逃走した。 県警は緊急配備を行い、175人態勢で追跡。午前10時半ごろ、自宅から直線距離約9キロの同市内で容疑者の身柄を確保し、住居侵入容疑で緊急逮捕した。容疑者ははだしで、持ち物はなかった。 容疑者の自宅からは白い結晶状粉末が見つかり、鑑定中だという。 県警は逃走事案の発生後に報道機関への発表を検討していたが、その前に身柄が確保されたとして、逮捕事案として21日夕方に発表し、経緯を説明。家宅捜索は10人前後で実施し、ベランダ側にも捜査員を配置していたといい、実施状況が適切だったかを「今後検証していく」とした。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)

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