きのう、広島市の住宅で、61歳の女性が首を刺されるなどして殺害された事件で、警察は同じ家に住む長男を逮捕しました。 殺人の疑いで逮捕されたのは、広島市佐伯区皆賀の無職・持田建容疑者(33)です。 警察によりますと、持田容疑者はきのう午後、自宅で母親のすみさんを刃物のようなもので殺害した疑いがもたれています。警察の調べに対し、持田容疑者は黙秘しているということです。 午後6時前、帰宅した夫がリビングで血を流して倒れている妻を発見。「妻が血だらけで意識がない」と、110番通報しました。すみさんは、首を刺されるなど複数の傷があり、病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。 現場の住宅では、事件当時、長男の建容疑者とすみさんの2人だけだったとみられ、関与が疑われた建容疑者を警察官が捜索し、発見したということです。 警察はきょう、司法解剖を行い、死因を調べることにしています。