「大川原化工機」をめぐる冤罪事件で、勾留中にがんが見つかり亡くなった元顧問・相嶋静夫さん（当時72）の遺族に対し、警視庁などの幹部が謝罪しました。 警視庁の鎌田徹郎副総監と、最高検察庁、東京地検の幹部は先ほど、「大川原化工機」の当時の顧問・相嶋静夫さんの墓前で手を合わせ、遺族に対し頭を下げました。 警視庁・鎌田徹郎副総監: 相嶋静夫さまに対し違法な捜査・逮捕を行ったことにつきまして、深くお詫びを申し上げます この事件をめぐっては、捜査の違法性を認め賠償を命じた判決が確定し、6月に警視庁と東京地検の幹部が大川原化工機本社を訪れ謝罪しましたが、勾留中にがんが見つかり亡くなった相嶋さんの遺族は同席しておらず、25日、謝罪の場があらためて設けられたということです。 相嶋静夫さんの妻は「謝罪は受け入れますが、許すことはできません」と話しました。