７月の参院選で、自社の従業員に対し、自民党公認候補だった阿部恭久氏（６６）への投票の見返りに現金を渡す約束をした公選法違反（買収約束）の疑いで、警視庁などが２６日、パチンコ店運営会社「デルパラ」（東京都港区）の社長で韓国籍の李昌範容疑者（５０）＝港区＝ら同社幹部６人を逮捕した、と各社が報じた。またもや自民の「政治とカネ」にまつわる報道に、ネット上には「モロあかんやつやん…」「また自民党か」などと、怒りやあきれる声があふれた。 阿部氏はパチンコ店の全国組織「全日本遊技事業協同組合連合会（全日遊連）」の理事長。業界の組織内候補として出馬し、８万８３６８票を獲得したものの落選した。共同通信などによると、７月２０日投開票の参院選で、店舗従業員らに、阿部氏への期日前投票の見返りに、３０００円または４０００円の報酬を支払う約束をした疑い。捜査当局は、各地の従業員ら約２５０人に投票を求めたとみているという。 一連の報道を受けてＸ（旧ツイッター）には、「普通にヤバくね？」「やってることヤバすぎる渡した側はもちろん。受け取った側も処罰の対象のはず」「経営者有罪→廃業 のリスクまで背負って買収するとか 公民の教科書からやり直すレベルでは？」「やってることヤバすぎる」などの書き込みが上がった。 「すげぇ！ここまで見事なパチンコ利権違法行為がバレるの面白すぎでしょ！」「落選してて良かったわ」「踏んだり蹴ったりとはこのことだな」などの声も目立った。 自民党を取り巻く「政治とカネ」の問題に国民の不満が貯まりきっている中、またもや持ち上がった不正疑惑に対し、「何時までたっても… 自民党だわな！？」「さすが自民党！」との怒りの声も。「他にもありそう」「氷山の一角では」「業界団体の組織票だってほとんど同じようなことやってるよな」との意見もあった。