商品券やビール共通券を掛け払いで購入した『背任』の疑いで役員の男逮捕 数千万円の余罪か「会社のためにやった」と犯意を否認 青森県青森市

おととし5月、取引先の商業施設から必要のない商品券など、およそ91万円分を掛け払いで購入し、会社に損害を与えた背任の疑いで青森県青森市の会社役員の男が逮捕されました。 男は商品券を売却するなどしていたとみられ、余罪は数千万円にのぼるとみられています。 逮捕されたのは青森市はまなす2丁目の包装資材販売会社役員 畑山一夫容疑者49歳です。 畑山容疑者は取引先である青森市の商業施設から、本来必要のない商品券とビール共通券、それぞれ480枚を掛け払いで購入し、本来の売掛金と相殺させて、91万2,000円相当の損害を自分が勤める会社に与えた背任の疑いが持たれています。 警察によりますと、畑山容疑者はこの商業施設への営業を1人で担当していたもので、自分の会社へはうその報告をして発覚を逃れていました。 しかし去年2月、畑山容疑者が退職したあとに、商業施設に対する未収金を確認したところ事件が発覚し、ことし1月24日に畑山容疑者が勤めていた会社が警察に告訴しました。 これまでの捜査で畑山容疑者は商品券やビール共通券を、自分で消費したり売却して現金にかえていたとみられています。 調べに対して「損害を与えたことは認めるが会社のためにやった」と犯意を否認しています。 警察は同様の手口で数千万円程度の余罪があるとみて調べを進めています。

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