架空の土地売買を持ちかけ、手付金名目で男女7人から計約2億3千万円をだまし取ったとして、大阪府警豊中署は28日、詐欺などの容疑で、元不動産会社代表加藤恭平容疑者(48)=豊中市=を逮捕、送検したと発表した。うち1億6千万円を動画配信サイトで配信者を資金面で応援する「投げ銭」に充てており、署は「推し活」が動機だったとみている。 署によると、配信者同士で投げ銭の総額を競うイベントがあり、容疑者は好みの配信者をランキング上位に押し上げるため、高額な投げ銭を繰り返すようになったという。「投げ銭がやめられず、詐欺に走った」と供述している。