先月、奈良県斑鳩町で10代の女性にわいせつな行為をした疑いで、東大阪市の職員の男が逮捕されました。 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、東大阪市の布施駅前行政サービスセンターの職員・阪井広一容疑者(36)です。 阪井容疑者は先月9日の未明、斑鳩町の路上で10代の女性の後方から近づき、わいせつな行為をした疑いがもたれています。 女性から被害の届け出を受けた警察が、周辺の防犯カメラを調べたところ、男が女性を数百メートルにわたって追従する様子が映っていて、捜査の結果、阪井容疑者の関与が浮上したということです。 調べに対し、阪井容疑者は「まったく身に覚えのないことです」と、容疑を否認していますが、警察は余罪の有無も含めて調べる方針です。 東大阪市によると、阪井容疑者は2021年にも奈良県三郷町で、帰宅途中の女子高生に背後から抱きつき、尻を触った疑いで警察に逮捕され、その後不起訴処分となっていました。 この当時、市は阪井容疑者を懲戒免職処分としましたが、本人から不服申し立てを受けた結果、懲戒免職を取り消して「停職6カ月」に変更したということです。 東大阪市は「事実関係を確認して厳正に対処します」とコメントしています。