免許の住所を不正に変え、銀行口座取得した疑いで警官再逮捕 警視庁

住所を不正に変えた運転免許証を使い、銀行で口座を開設したとして、警視庁は10日、築地署地域課の巡査部長米川和行容疑者(40)=東京都世田谷区=を免状不実記載と詐欺の疑いで再逮捕した。警察関係者への取材でわかった。同庁は8月下旬、同様の事件で米川容疑者を逮捕していた。 口座はいずれもウェブ上で他人に売られ、1カ月弱で約80回にわたり、計約1400万円が振り込まれていたという。警視庁は、特殊詐欺などの犯罪グループに渡り、被害金の入金先として利用されていたとみている。 逮捕容疑は、昨年10月ごろ、偽の住所を記載した身分証を都内の警察署に提出し、運転免許証の住所変更手続きをさせたというもの。また、今年4月ごろには、その免許証を使い、他人に譲渡する目的で二つの銀行に預金口座を開設させたというもの。警視庁は、米川容疑者が直後にインターネット上で、口座を売却したとみている。 警視庁は8月26日、SNSで知り合った人物と共謀し、自分の写真を使って氏名や住所が異なる運転免許証を作り、銀行で口座を開設させたとして、米川容疑者を有印公文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕していた。

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