国の許可を得ずに運送業を営み売上げを不法に得ていた「白トラ」事件を巡り、新たにに愛媛県愛南町の運送会社の役員の男が１０日に逮捕されました。 貨物自動車運送事業法違反などの疑いで逮捕されたのは、愛南町一本松に住む運送会社の役員の男（５５）です。 警察の調べによりますと男は去年１１月から１カ月の間、国土交通省の許可を得ずに白ナンバーの大型トラックで７回に渡り、愛媛県外に魚類を運び、売上げを少なくとも１８０万円以上得ていた疑い。おととし４月から去年１２月までの間には、依頼主から約９０万円を受け取り、７回に渡って正式な委託契約を結んでいない事業者に運送を頼んだ疑いがもたれています。 警察は去年に摘発した白トラ事件の捜査で、これまでに６人を逮捕。この過程で男の容疑が浮かび固めたということです。容疑の認否は明らかにされていません。 警察は常習的な犯行とみて余罪を調べています。