‘詐欺’の整骨院グループ代表ら自賠責保険限度額まで請求か

交通事故の患者の通院日数を水増しし保険金をだまし取ったとして逮捕された整骨院グループ会社経営の男らが、自賠責保険を悪用し限度額の120万円近くまで請求していたことが新たに分かりました。 男らは福岡県内でも同様の手口で不正請求を繰り返していたとみられ、警察が余罪を調べています。 「午後1時過ぎです、東警察署から松尾容疑者が出てきました。フードをかぶっていて表情は伺えません。」 逮捕・送検されたのは、福岡市にある整骨院グループ会社の代表取締役、松尾和則容疑者(45)と従業員の柔道整復師、田仲智美容疑者(38)です。 警察によりますと松尾容疑者らはおととし、交通事故でけがをしたとして沖縄県宜野湾市の整骨院に訪れた女性の通院日数を水増しした嘘の施術証明書を作成し、損害保険会社からおよそ40万円をだまし取った疑いが持たれています。 松尾容疑者らの手口は自賠責保険を悪用するもので、今回の逮捕容疑の40万円と合わせ、限度額の120万円に近い金額を保険会社に請求していたことが捜査関係者への取材で分かりました。 警察は事件の舞台となった沖縄の店舗だけでなく、福岡県内の3店舗でも同様の保険金詐欺があったとみていて、余罪についても調べを進めています。

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