若手警察官が鑑識技術を競い合う 全国ワーストの“店舗荒らし” 指紋や足跡を「現場を破壊せず」採取できるか 愛知県警が“捜査力底上げ”目指す

若手警察官がその腕を競います。 17日、愛知県春日井市にある警察学校で「現場鑑識競技会」が開かれました。事件現場に残された犯人の証拠を集める捜査力の底上げを目的に、毎年行われています。 ■設定は愛知県が全国ワーストの“出店荒らし” (下和田歩記者) 「今回は愛知県内で多発している“出店荒らし”を想定した現場が用意されました」 ことし愛知県内では、店舗への侵入・窃盗被害が8月末までに400件近く発生し、この件数は全国ワーストです。若手警察官は指紋や足跡といった現場に残された犯人の痕跡を2人1組で探し、制限時間内に正確に証拠を採取できるかを競いました。 ■「現場を破壊しないことも観点に入れて」 (競技参加者) 「足跡や指紋の採取など難しいところがあった。鑑識活動は被疑者を逮捕するうえでは必要なことだと思うので、今回の練習を生かせるように様々なことを吸収しようと思いました」 (愛知県警本部鑑識課 鈴木篤司警部) 「(捜査では)客観証拠の収集が非常に重要視されているので、どのような資料が現場にあるのかをイメージしながら、現場を破壊しないことも観点に入れて活動してほしい」

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