先月28日、酒田市で、横断歩道を渡っていた中学3年生の女子生徒を軽乗用車ではねたとして危険運転傷害の容疑で送検されていた男について、山形地方検察庁は、危険運転傷害の罪での起訴を見送り、過失運転傷害の罪で起訴しました。 過失運転傷害の罪で起訴されたのは、酒田市に住む現在は無職の男(62)です。 起訴状などによりますと男は、先月28日午後3時前、酒田市亀ヶ崎の交差点で、横断歩道を渡っていた中学3年生の女子生徒を軽乗用車ではねケガをさせたとされています。警察によりますと女子生徒は意識不明の重体となり、現在も意識は戻っていないということです。 事故当時、交差点では横断歩道を渡ろうとした女子生徒のために車が1台停まっていました。女子生徒は車が停まったことを受け横断歩道を渡っていましたが、男は停まっていた車を追い抜き女子生徒をはねたということです。 警察は当初、過失運転傷害の容疑で男を逮捕していましたが、事故の状況からより罪の重い危険運転傷害に容疑を切り替え、男の身柄を山形地方検察庁に送っていました。しかし検察は、危険運転傷害の罪での起訴は見送り、過失運転傷害の罪で起訴しました。 警察によりますと男は、停まっている車を追い越し女子生徒をはねたことを認めているということです。