埼玉・老人ホーム殺人 元職員の自宅を家宅捜索 現場からは20キロ

埼玉県鶴ケ島市の老人ホームで入所者の女性2人が殺害された事件で、県警は18日、1人に対する殺人容疑で逮捕された元職員、木村斗哉(とうや)容疑者(22)の熊谷市にある自宅アパートを家宅捜索した。捜索は約3時間で終了した。 捜査関係者などによると、木村容疑者は2023年5月~24年7月に老人ホームで勤務。事件発生時は熊谷市のアパートで1人暮らしをしていたという。事件当日は自宅から南に約20キロ離れた鶴ケ島市の老人ホームまで自転車に乗って向かったとみられる。 木村容疑者は県警の調べに「ベッドで寝ている2人の首を絞め、ナイフで胸のあたりを刺した」などと供述し、入居者の小林登志子さん(89)と上井アキ子さん(89)の殺害を認めているという。しかし、動機については判然とせず、県警が慎重に捜査している。【田原拓郎】

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