大阪府警羽曳野署の50代の警部補の男が、大阪府警OBの男に、捜査で入手した個人情報を漏らしたとして、警察は2人を地方公務員法違反の疑いで逮捕したことが22日、わかりました。 地方公務員法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪府警羽曳野署地域課の警部補・草川亮央容疑者（56）と、大阪府警のOBで行政書士の道沢正克容疑者（68）です。 捜査関係者によりますと、草川容疑者は今年2月までの間に、捜査で入手した個人情報を漏らした疑いがもたれています。また道沢容疑者は草川容疑者に個人情報を漏らすようそそのかした疑いがもたれています。 2人は、贈収賄や詐欺などの知能犯事件を担当する刑事部捜査2課で同じ時期に勤務していたことがあったということで、警察は草川容疑者が道沢容疑者の求めに応じて、繰り返し情報を漏らしていたとみて、金品の受け渡しなどがなかったかどうかも調べる方針です。